バイリンガルを目指して子供に英語でテレビを見せるのは悪いこと?

英語などの言語教育で映像は大きな役割を果たします。幼児にテレビを見せるのはよくないと聞きますが、実際はどうなのでしょうか?

映像に助けられた、バイリンガル児の子育て

幼児にテレビを見せるのはよくないと聞くから、映像を使うのは最小限にしたい。

幼児のテレビ視聴については、現在、違った研究結果が出ているようです。

そもそも、なぜ幼児のテレビ視聴は悪いこととされたのでしょうか。インターネットで検索してみると、発達心理学、子どものパーソナリティ発達、発達精神病理学を専門とする教授へのインタビュー記事がありました。彼女によると、現在はテレビ視聴について、否定とも肯定とも取れない見解のようです。

幼児のテレビ視聴がネガティブに捉えられている理由のひとつに、アメリカ小児科学会の否定的な意見が日本でも広く流布していることが理由として挙げられます。同学会は1999年に「2歳以下の子どもにはテレビを見せないこと」を推奨する意見を発表しました。

しかし最近になって、当のアメリカ小児科学会は「今後も注意して研究の動向を見守る必要はあるが、今のところメディア利用時間と子供の発達との因果関係については結論が出ていない」という、否定でも肯定でもない立場を取るようになりました。

「スマホ子守」をそんなに怖がらなくても大丈夫 2014.01.23 日経DUAL

また、同教授への別のインタビュー記事によると、国内・海外で「テレビ番組の内容」と「視聴時間」という2つの観点から様々な研究が行われており、そこで分かってきたことに、次のようなことがあります。

  • 子どもの年齢にふさわしい教育的内容であればポジティブな影響があり、暴力的だったり性的な内容であったりすればネガティブな影響がある
  • テレビの視聴時間が乳幼児の発達に及ぼす大きな影響は、今のところ認められていない
  • 乳幼児の発達に大きな影響を与えるのは、絵本読みや外遊びを通した人とのコミュニケーション
  • テレビ視聴は、絵本読みや外遊びほどには、子どもの成長には影響を与えない
  • テレビをつけっぱなしにしておいても、幼児はずっとテレビを視聴しているわけではなく、テレビに興味がなくなったら別のことで遊ぶなど、自分で上手く遊びを調整している
  • 幼児にとっては、テレビはそこまで魅力的なものではない。
  • 子どもにテレビを効果的に見せるための研究も行われていて、「対話的共有視聴」が注目されている。これは、子どもとテレビを一緒に見てそれを会話の道具にするというもので、絵本と同様に、幼児の語彙量を増やす効果がある

参考:「テレビ子守」子どもへの影響は小さい? 2014.01.17 日経DUAL

なるほどと腑に落ちました。実は、我が家ではバイリンガル児を育てるのに子供向け番組をたくさん見せました。その中に出て来る歌を子供たちと一緒に歌ったり、番組と連動している絵本を読んで聞かせたりもしました。おもしろいエピソードを見たら感想を言ったり、登場人物の絵を描いたりして一緒に遊びました。今思うと、いつの間にかテレビを「会話の道具」にしていたようです。

一人ではカバーしきれない「場面」と、ネイティブの「発音」

我が家の場合、なぜ積極的に映像を見せたかというと、一人では日常生活での場面とそこで必要になる会話や語彙のバリエーションに限界があるからです。

たとえば、母親が子供に家庭で英語を教える場合。学校で教師と話すときの英語や友だちと鬼ごっこをするときに必要な英語を教える機会がありますか? でも、テレビなどの映像で学校で授業を受ける子供たちや、鬼ごっこをして遊ぶ子供たちが出てくれば、その場面を目で理解しながら新しい英単語や英語表現をネイティブの発音で聞き覚えることができます。

まとめ

子供を英語と日本語のバイリンガルに育てる場合、映像を上手に活用すれば、リスニング力アップ、正しい発音、語彙増加、表現力の向上など大きな効果を生みます。幼児のテレビ視聴は害になるからと頭ごなしに否定せず、近年の研究結果にもあるようにプラスの効果を引き出すつもりで、英語での映像視聴もぜひ選択肢に入れてください。

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