子供の英語で「読む」「書く」を教えるのはいつから?

聞いて話すから始めた子供の英語。いつ頃から読んだり書いたりの練習を始めればいいのでしょうか。

英語と日本語の違いを意識する

子供の英語では、いつから読み書きを教えればいいのでしょうか?

ネイティブの子供がどうやって読み書きを覚えるのかご紹介します。

子供の英語では、「聞く」「話す」が何よりも先に来るのは、私たちが日本語を習得していくプロセスを考えれば想像つきます。しかし、「読む」「書く」はいつから、どのように導入していくといいのでしょう。

「あ」と書いて「a」と音を出す日本語では、五十音表を読めるようにさえなれば、基本的に平仮名だけの文章は読めるようになります。一方、英語は、アルファベット表を読めるようになっただけでは文章を読めるようにはなりません。

そこで、ネイティブの子供たちがどのようにして読み書きを覚えていくのか、ある英語圏の小学校の例をご紹介しましょう。

フォニックスで英語を身につける、ネイティブの子供たち

ネイティブの子供たちは、4~5歳でプリスクールが始まる頃から、本格的にアルファベットの読み書きを習い始めます。また同時に、音読の練習も始まります。

この時期から小学校1~2年生頃まで、子供には毎日、英語で音読する宿題が出されます。レベル別になった音読用の薄い教材本を学校が貸し出してくれるので、子供たちは能力に合った本の中から好きな内容を選んで、家で音読します。当然、それにはネイティブスピーカーの親のサポートが不可欠で、子供が正しく読めるよう促したり、発音を矯正してあげたりする必要があります。いわゆる、フォニックス(Phonics)です。

書く練習は、小学校1~3年生頃に単語の書き取りの形でします。今週の単語という形で毎週月曜日に20語くらい出され、金曜日にその書き取りテストがあるので、間違いなく書けるよう家で練習します。きちんとこの宿題をさせ、正しく書けたかをチェックするのは親の役割です。4年生くらいになると、単語の書き取りはありません。

学校教育で書き取り練習に費やす時間は、日本人と比べて非常に少ないと感じられます。これは、発音から綴りを想像できる英語と違い、漢字は「知っている」か「まったく知らない」かのどちらかしかないため、義務教育を通してたくさん書き取りの練習をするからだと思います。

英語圏の学校では、綴りのチェックはあまり厳しくありません。小学校低学年の子供たちが書いたものを読むとミススペルだらけですが、その音から言いたいことは想像できます。どうやら、「子供たちの表現したい気持ちを優先させる」「読める(発音できる)のであれば、正しいスペルはいずれ自然に身につく」と考える、ゆったりした指導方針のようです。

まとめ

バイリンガルを目指すなど、赤ちゃんから英語教育を始める場合、ネイティブの子供たちの学び方をある程度参考にできるのではないでしょうか。保護者の世代はほとんどが母国語の日本語が確立してから、いわゆる後付けの英語教育を受けたと思います。ですから、単語の書き取り練習に時間を費やし、正しく綴れることにこだわったのではないでしょうか。

幼児のうちから教育をする場合、英語の身につけ方が我々保護者世代とは違うことを意識しながら、各子供にとってベストな方法を探すことが大切だと感じます。

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