子供英語の基本は、口・耳・体験の3つをセットで

小学校で英語授業が始まり、幼児教育と称して子供を英語教室へ入れる家庭も増えています。幼児教育としての英語は、何を優先させるのが理想的なのでしょうか。

文法、それとも語彙?いいえ、一番大切なのは「●●●」ことです

英語は母国語の日本語と違うので、まずは基礎となる文法や語彙を教えなくていいの?

いいえ。子供の英語は、何よりも楽しいと思えることが大切です!

子供は遊びの天才です。何かに夢中になっているときの集中度は、大人も顔負け。とってもいい表情をしています。

子供が英語という新しい世界に踏み込むとき、何よりも「楽しい」と感じられることが大切です。英語を使って遊んだり、歌ったり、踊ったりすることで、子供が「英語って楽しい!」と感じたら、もうその英語教育は半分成功したも同然。きっと長続きすると思います。

子供はその楽しい気持ちを大好きなお父さん、お母さんとシェアしたがると思うので、ぜひ喜んで話を聞いてあげてください。

幼い子供たちは、耳から聴いて英語の発音を覚え、実際に場面を体験することでその使い方を覚えて行きます。耳から聴いてネイティブ並みの発音を身につけられる0歳~7歳くらいまでは、なるべくネイティブが話す英語を耳にする機会を増やすといいと思います。

アクセントのある英語ばかり聴いていると、そのアクセントで覚えてしまうので注意してください。この年齢から始めると、英語特有の音の聞き分けが自然にできるようになるので、後の英語学習のためにも、ここできちんとした発音に触れさせることは大切だと思います。

中学生など、ある程度成長してから(母国語が身につき、日本語の文法を理解できるようになってから)学び始める英語の場合は、文法から入った方がいいかもしれません。でも、幼いうちは耳から入る英語で大丈夫です。

目で文字を追わない?英語は日常の場面で使って覚える

書かれた文字を読まず、耳と口だけで英語を覚えることはできるの?

小さいうちはそれで問題ないようです。

英語を文字で確認せず、耳と口だけで覚えることに不安を感じるのは、おそらく子供ではなくて保護者ではないでしょうか。当の本人は、案外そんなことは気にしていないように思います。

0歳~4歳くらいまでは、体を動かしながら友達と一緒に耳と口を使って英語を音と体で覚えて行き、5歳くらいから徐々にその音と文字を組み合わせる、つまり文字を読むという活動をさせればいいのではないかと思います。実際、ネイティブの子供たちも、5歳くらいから幼稚園で絵本を読み始める(文字に触れさせる)ようです。

英語は、平仮名のように1つの音に対して平仮名1つではありません。この音のときにはこういう綴りを充てると覚えるのは、子供には少し難しいと思います。ですから、不要な挫折を経験しないためにも、英語で読んだり書いたりは少し遅れての導入したほうが望ましいのではないでしょうか。

私たちも最初に日本語を使い始めたときには、耳と口と体で覚えました。それと同じで、小さい頃はできる限り(でも、無理はせず)子供に英語のシャワーを浴びせて、楽しい体験をさせてください。

まとめ

英語は、言葉というコミュニケーションの道具です。英語圏へ行けば2歳児でも使っているのですから、あまり難しく考えず、子供に楽しんでもらうつもりで英語に触れさせてはいかがでしょうか。

私たち大人にはあれほど難しいと感じるLとRの音の区別や-thや-erなどの発音も、幼い子供たちは苦もなく身につけていきます。その過程は、まるで魔法のようですよ!

お父さん、お母さんはネイティブ並みの発音で英単語を口にするわが子の姿を楽しみに、ぜひ子供にとって「英語=楽しい」となるようサポートしてあげてください。

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